溶剤塗装ブース使用に付随して起こる問題として、塗装中のオーバースプレー分回収処理とこれに伴う悪臭問題及びブース排気中に含まれる高濃度VOCによる環境問題があります。
これらの問題に総合的に対処するため、T-NETでは個別の対処法(循環水槽エアーレーションまたは泡膜板、およびミストクリーナー)を組み合わせることで、塗料スラッジの砂状化による回収負担軽減、悪臭抑制、VOC除去に対して投資効果の高い設備を提供します。
溶剤塗装に付随して必ず起こる問題として、塗装廃棄物と悪臭、VOCがあります。スプレーガンによる塗着効率は50%前後で、塗料および溶剤は多くが産業廃棄物として処理することが求められ、塗装工程の大きな負担になっています。塗料汚泥(スラッジ)は粘土状になり回収の手間も頻度も問題になっています。VOC対策については、大規模な塗装ラインでは乾燥炉からのガスも含め、燃焼方式で対処するところもありますが、装置コストも莫大で、燃料コストもかさみます。また粉体塗装へ切り替えるところもありますが、設備および塗料コストが上昇します。小規模な事業所では、VOCは外気へ直接放出している状態で、環境対策が遅れています。個別の脱臭技術等は多くありますが、塗装工場は一つの方式だけで全ての問題点を解決するのは困難です。
これらの問題に総合的に対処するため、T-NETでは個別の対処法を組み合わせることで、スラッジ回収、悪臭、VOC削減に対して投資効果の高い設備を提供します。
塗装ブースからの排出物に対する代表的な設備構成として、左記の2つを提案します。
*排気循環によるエネルギー回収も組込みが可能です。